トリイミュージック

アップライトピアノ の右のペダル は、ダンパーペダルと言って、ピアノの音を長く響かせるための機能です。

そもそも打弦楽器であるピアノは、ハンマーで弦を打ち鳴らす構造です。
打ち鳴らした音が鍵盤を離した瞬間に消えるのは不自然だと思いませんか?
お寺の鐘が打った瞬間に鳴って即消えるようなものですね。

実は、鳴っている弦を抑え込み音を止める(止音効果)部品があるのです。
ダンパーと言って、トップ部分がフェルト(羊毛)で出来ていて弦を押さえるのに最適化されています。

ダンパーペダルは、踏むとこのフェルトが弦を一斉に開放するので、音が長く響き続け、ペダルを話すと弦を押さえて音が止まるという仕組みです。

88個の音に対して、私たちの指は10本しかありません。このペダルを使うことでよりたくさんの音を使えたり、指を話しても持続させたりと、演奏表現がより豊かになるのです。
3本の中で一番多用されると思いますので、ピアノが古くなっても右だけピカピカに光っていたりします。(くすんだペダルをピカピカにする方法はありますが・・・。)

 

詳しい動画は5月8日のインスタグラムをご覧ください
https://www.instagram.com/torii__music/