トリイミュージック

 

 親だからこそ難しい人見知りの解消

 ほとんどの子供は生後6か月ごろから人見知りが始まり、3歳くらいには解消するケースが多いです。でも、他の子と一緒に遊べなかったり、知らない大人にはいつまでも会おうとしないなど、このまま成長して園や学校でやっていけるだろうか、消極的な性格になったらどうしようかと考える親御さんもいらっしゃるでしょう。そして、なんとかしてあげたいという気持ちとは裏腹に、親が外界と触れるチャンスを与えれば与えるほど、頑なに嫌がる子供が多いように感じます。

 

 人見知りは個性の一つと受け入れる

 『人見知り』というとネガティブなイメージを持ってしまいますが、これを『慎重さ』や『思慮深さ』と言い換えてみましょう。何にも臆せずどんどん突き進むことも優れた特質の1つですが、行く方が良いのか行かない方が良いのかと突き進む前にちょっと考えることは、何事にも臆せずどんどん突き進む子には見られない優れた特質の1つでもあります。

 

また、外では全くなのに家では、とても積極的で物おじしない子の場合、内弁慶なのかもしれません。いずれにせよ、本人にそれを意識させない方が良いようです。ご近所さんにご挨拶が出来ない時、つい「この子は人見知りで・・・。」と行ってしまいがちですが、子供はちゃんと聞いています。「私(僕)は、人見知りなんだ。」と思い込んでしまいますので避けた方が良いでしょう。

 

 音楽には人見知りを軽くする効果がある

 

 音楽には、体をリラックスさせたり、躍動感を感じさせる力があります。音楽を聴いていると自然と体を動かしたくなる子も多いです。幼児の音楽教室では、同年代の子供がいっしょに参加するものが多く、ひとりでは勇気がいることも、周りのおともだちも出来るなら自分も・・・となりやすいです。

 

 体験教室で様子を見てみよう。

 人見知りのお子さんにとって、初めての場所で、初めての先生、初めてのお友達といっしょに何かをすることはとてもエネルギーのいることです。でも、本当に嫌いなことならレッスン中でも構わず外へ出て行きたがります。もし、じっと周りの様子を観察しているのなら引き続き様子を見てあげてほしいと思います。

 

 1、2回では、なかなか打ち解けられない子でも、通っているうちに積極的になったり人前でも大丈夫になったりすることがとても多いです。教室にはそういった自信になるようなイベントも沢山用意してあります。